
EcoFlowのポータブル電源の特徴である「X-Boost 機能」についてまとめておきます。
X-Boost 機能について
X-Boost 機能って何なの?
公式サイトでの説明は以下のとおりです。
X-Boost 機能は、高度なアルゴリズムにより高出力な電化製品の出力を下げます。
https://jp.ecoflow.com/apps/help-center#hc-x-boost
ポータブル電源には、予め出力が決まっていて、それを超えた定格消費電力を持つ電化製品は基本的に使用できません。
しかし、この「X-Boost 機能」は、その定格消費電力を無理やり落として使用することができるというわけです。
X-Boost 機能のデメリットは?
消費電力を無理やり下げて使用するため、ケトルのお湯を沸かす時間や、ドライヤーの威力などが下がります。
また、起動電力が「サージ」も「X-Boost 機能」も超える場合は、使用できない可能性があります。ここは、普通のポータブル電源と同様の仕組みのようですね。
X-Boost 機能の注意事項
X-Boost 機能の注意事項は以下のとおりです。
- 電圧を下げると製品保護のため停止する電化製品もある
- X-Boost 機能は全ての電化製品に適用していない
- エアコンなど起動電力が大きいものは使用不可
「あとちょっと出力があれば使えたのに」というような製品に使用するのが良さそうです。
X-Boost機能をオン/オフにする方法
工場出荷時、EcoFlow RIVERシリーズのX-Boost機能は、すでにオンに設置されています。X-Boost機能のオン/オフを設定するには、EcoFlow専用アプリで行ってください。
【設定手順】
https://jp.ecoflow.com/products/river-portable-power-station
①EcoFlowアプリをダウンロードして、デバイス本体のホットスポットに接続してください。
②通信可能のWi-Fiルーターに接続します。通信可能のWi-Fiがない場合、「ステップ②」をスキップしてください。
③「デバイス」→「システム」→「AC」という順に従って、クリックしすると、ページに入った後に「X-Boost」機能をオンにすることができます。
「X-Boost機能」は初めからオンになっているようで、オフにする場合設定が必要になるということみたいです。
オンのままで特に問題があるわけではないので、そのままにしておいて大丈夫そうですね。
X-Boost 機能のあるポータブル電源
X-Boost 機能のあるポータブル電源は以下のとおりです。
EcoFlow | X-Boost機能 (対応、最大出力) |
---|---|
DELTA mini | 1800W |
DELTA 1000 | ✕ |
EFDELTA | ✕ |
DELTA Max1600 | 2400W |
DELTA Max2000 | 2400W |
DELTA Pro | 3750W |
DELTA 2 | 1900W |
RIVER Plus | 1200W |
RIVER Max Plus | 1200W |
RIVER mini | 600W |
RIVER | 1200W |
RIVER Max | 1200W |
RIVER Pro | 1200W |
EcoFlowのポータブル電源の性能を一覧にまとめたものはこちらです。
あとがき
ポータブル電源は出力が上がるほど値段が高くなるので、出力の低いポータブル電源で消費電力の大きい電化製品を使用できるのは便利です。
注意点としては、すべての電化製品で「X-Boost 機能」が使用できるわけではないので、1度試してみてからキャンプなどに持っていくようにしましょう。また、容量が増えるわけではないので、使用時間が短めなのも注意したい所です。
質問やコメントはこちら
大きな出力のホットプレートを保温にすれば使用可能でしょうか?
ホットプレートの保温時にどれぐらいの消費電力なのかがわからないのでなんとも言えないところです。
X-Boost機能で1200Wのものが動かせるとしてもポータブル電源の定格出力ぐらいの性能しか出せないので、動かせたとしても思っていたより温まらないかもしれません。