Jackeryのポータブル電源「600 New」について、性能を簡単にまとめてみました。
合わせて、同じぐらいの性能のポータブル電源も載せておきます。
Jackery ポータブル電源 600 New 性能まとめ
600 New のスペック簡単まとめ
| Jackery | 600 New |
|---|---|
| 本体定価(税込) | 86,000円 |
| 容量(Wh) | 640 |
| 定格出力(W) | 500 |
| UPS | 10ms |
| 重量(kg) | 6.4 |
| 充電(時間) | 1.7 |
| DC入力(W) | 200 |
| 充電(サイクル) | 6000 |
Jackeryから出ている定格出力500Wのポータブル電源「Jackery 600 New」です。
容量が640Whと「Jackery 600 Plus」と同じぐらいの容量になっています。
その代わり、重量が6.4kgと0.9kg軽くなっているので持ち運びやすくなってます。
また、充電の制御方法が変わったのかわかりませんが、他のリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているJackeryのポータブル電源に比べて寿命が大幅に伸びました。

充電サイクル数
充電サイクルが6000回になってますが、他社の基準が容量80%になっているのに比べて、Jackeryは容量70%が基準になっています。
ただ、それでも6000回なので、今までのモデルに比べて更に長く使えるようになっているようです。
簡易UPS機能あり
コンセントにポータブル電源を接続し、電化製品のコンセントをポータブル電源に接続しておく(コンセントと電化製品の間にポータブル電源が入る)ことで、停電時でも瞬時に電気を供給可能です。
ただ、瞬時ではなく10ms(0.010秒)以内に切りかわります。
省エネモード
省エネモードのスイッチがあり、これをオンにしておくことで自動で電源が切れます。
- 低出力状態継続6時間→全出力自動OFF
- AC or DC出力ボタンがオンのままで、充放電無しで6時間→本体電源自動OFF
スマホの充電などは、急速充電でない限り25Wを超えないので少し注意が必要になりますが、6時間もあればフル充電できるので、そんなに気にしなくても良さそうです。
DC入力プラグのサイズ径
DC入力プラグのサイズは「8020」で、以下のとおりです。
- 外径:8.0mm
- 内径:5.5mm
- 内芯:2.0mm
内壁は正極、外壁は負極のようです。

ソーラーパネルはどれが使えるの?
ソーラーパネルで充電しようと思っている人は、ポータブル電源のソーラーパネルが関係するスペックを確認する必要があります。
| Jackery | 600New |
|---|---|
| DC入力 | 11-16V⎓8A 16-60V⎓10.5A |
| 対応電圧 | 11-60V |
| ポート数 | 1 |
| 最大充電W数 | 200W |
| ソーラーパネル 最大枚数 | 1枚 |
最大充電W数は200Wですが、Jackeryのソーラーパネルであればどれでも使用可能です。
ただ、充電量の多いソーラーパネルを使用しても最大充電W数は増えないため意味がないです。「Jackery SolarSaga 200」がちょうどいいでしょう。
サイズ感
| モデル名 | 幅(mm) | 奥行(mm) | 高さ(mm) |
|---|---|---|---|
| EcoFlow RIVER 2 | 245 | 215 | 145 |
| Jackery 240New | 231 | 153 | 168.19 |
| Jackery 708 | 299 | 191.5 | 190.5 |
| Jackery 500New | 311 | 205 | 157 |
| Jackery 600New | 311 | 205 | 157 |
| Jackery 600Plus | 300 | 219 | 197 |
| Jackery 1000New | 327 | 224 | 247 |
写真で見るとすごく小さく見えてしまうので、サイズ感がわかるように別メーカーのものや旧モデル、他モデルと比較してみるとこの様になっています。
サイズ感としては、Jackery 600 Plusを4cm潰したような感じになっていて、幅や奥行きはほとんど変わりません。
ただ、Jackery 240 Newよりも高さがないぐらい低く、EcoFlow RIVER 2 よりちょい高いぐらいになっていてかなり小さくなってます。
また、旧モデルのJackery 708(出力500W、容量708Wh、重量約6.8kg)と比べても低くなっていて持ち運びしやすくなってます。
「Jackery 500 New」と同じサイズになっているので、純粋に容量がアップしたモデルになっています。
Jackery モデル一覧表
| Jackery | 本体定価 (税込) | 容量 (Wh) | 定格出力 (W) | UPS | 重量 (kg) | 充電 (時間) | DC入力 (W) | 充電 (サイクル) | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 240 | 29,800円 | 241.9 | 200 | ✕ | 3.1 | 5.5 | 60 | 500 | 詳細を見る |
| 400 | 49,300円 | 403 | 200 | ✕ | 4.1 | 7.5 | 60 | 500 | 詳細を見る |
| 708 | 84,500円 | 708.18 | 500 | ✕ | 6.8 | 5 | 180 | 500 | 詳細を見る |
| 1000 | 139,800円 | 1002 | 1000 | ✕ | 10.6 | 7.5 | 180 | 500 | 詳細を見る |
| 1500 | 179,800円 | 1534.68 | 1800 | ✕ | 16 | 7.5 | 250×2 | 800 | 詳細を見る |
| Jackery | 本体定価 (税込) | 容量 (Wh) | 定格出力 (W) | UPS | 重量 (kg) | 充電 (時間) | DC入力 (W) | 充電 (サイクル) | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1000Pro | 149,800円 | 1002 | 1000 | ✕ | 11.5 | 1.8 | 400×2 | 1000 | 詳細を見る |
| 1500Pro | 199,800円 | 1512 | 1800 | ✕ | 17 | 2 | 700×2 | 2000 | 詳細を見る |
| 2000Pro | 285,000円 | 2160 | 2200 | ✕ | 19.5 | 2 | 700×2 | 1000 | 詳細を見る |
| 3000Pro | 419,000円 | 3024 | 3000 | 20ms | 29 | 2.8 | 700×2 | 2000 | 詳細を見る |
| Jackery | 本体定価 (税込) | 容量 (Wh) | 定格出力 (W) | UPS | 重量 (kg) | 充電 (時間) | DC入力 (W) | 充電 (サイクル) | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100Plus | 15,900円 | 99.2 | 100 | ✕ | 0.965 | 1.8 | 100 | 2000 | 詳細を見る |
| 300Plus | 39,800円 | 288 | 300 | 20ms | 3.75 | 2 | 100 | 3000 | 詳細を見る |
| 600Plus | 86,000円 | 632.3 | 800 | 20ms | 7.3 | 1 | 200 | 4000 | 詳細を見る |
| 1000Plus | 168,000円 | 1264.64 | 2000 | 20ms | 14.5 | 1.7 | 400×2 | 4000 | 詳細を見る |
| 2000Plus | 285,000円 | 2048.8 | 3000 | 20ms | 27.9 | 2 | 700×2 | 4000 | 詳細を見る |
| 5000 Plus | 799,000円 | 5040 | 6000 | 0ms | 60 | 4 | 2000×2 | 4000 | 詳細を見る |
| Jackery | 本体定価 (税込) | 容量 (Wh) | 定格出力 (W) | UPS | 重量 (kg) | 充電 (時間) | DC入力 (W) | 充電 (サイクル) | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 240New | 32,800円 | 256 | 300 | 20ms | 3.6 | 1.9 | 100 | 4000 | 詳細を見る |
| 500New | 59,800円 | 512 | 500 | 10ms | 5.7 | 1.3 | 200 | 6000 | 詳細を見る |
| 600New | 86,000円 | 640 | 500 | 10ms | 6.4 | 1.7 | 200 | 6000 | 詳細を見る |
| 1000New | 139,800円 | 1070 | 1500 | 20ms | 10.8 | 1.7 | 200×2 | 4000 | 詳細を見る |
| 1500Ultra | 239,800円 | 1536 | 1800 | 20ms | 17.5 | 1.5 | 400×2 | 4000 | 詳細を見る |
| 2000New | 239,800円 | 2042 | 2200 | 20ms | 17.9 | 1.7 | 200×2 | 4000 | 詳細を見る |
| 3000New | 359,800円 | 3072 | 3000 | 20ms | 27 | 2.5 | 500×2 | 4000 | 詳細を見る |
Jackery 500 New は、簡易UPS性能が上がって長寿命になってます。
それでいて軽いです。
他社のポータブル電源と比較
同じぐらいの性能のポータブル電源は、以下に紹介しているとおりです。
Jackery 600Plus

※引用画像:Amazon.co.jp
| Jackery | 600Plus |
|---|---|
| 本体定価(税込) | 86,000円 |
| 容量(Wh) | 632.3 |
| 定格出力(W) | 800 |
| 瞬間最大出力(W) | 1600 |
| 重量(kg) | 7.3 |
| 充電(時間) | 1 |
| 充電(サイクル) | 4000 |
Jackeryから出ている定格出力800Wのポータブル電源「Jackery 600 Plus」です。
容量が632.3Whと他の同出力のポータブル電源に比べて少なめです。
容量が少ない分、重量が軽くなっているので持ち運びやすくなってます。
また、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、Jackery旧モデルに比べて寿命が大幅に伸びました。充電時間も更に短くなり使い勝手が上がってます。
Jackery 600 New の一回り、サイズと性能が上のモデルです。定格出力が500Wで十分であれば「Jackery 600 New」の方がいいでしょう。
RIVER 3 Max

※引用画像:Amazon.co.jp
| EcoFlow | RIVER3 Max |
|---|---|
| 本体定価(税込) | 69,700円 |
| 容量(Wh) | 572 |
| 定格出力(W) | 600 |
| X-Boost(W) | 900 |
| UPS | 10ms |
| 重量(kg) | 8.2 |
| 充電(時間) | 1.5 |
| 充電(サイクル) | 3000 |
EcoFlowから出ている定格出力600Wのポータブル電源「RIVER3 Max」です。「RIVER3 Plus(本体)」にエクストラバッテリー「EB290」が付属しているものになります。
容量は、572Wh(286+286)と他の同出力のポータブル電源と同じぐらいの容量になってます。
重量は、8.2kg(4.7+3.5)ですが、分割して持ち運びできるのでそれほど気にならないかと思います。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、充電時間が短く長寿命になってます。
BLUETTI AC50B

※引用画像:Amazon.co.jp
| BLUETTI | AC50B |
|---|---|
| 本体定価(税込) | 59,800 |
| 容量(Wh) | 448 |
| 定格出力(W) | 700 |
| 電力リフト(W) | 1000 |
| 簡易UPS | 20ms |
| 重量(kg) | 6.7 |
| AC入力(W) | 580 |
| PV入力(W) | 200 |
| 充電(サイクル) | 3000 |
BLUETTIから出ている定格出力700Wのポータブル電源「BLUETTI AC50B」です。
容量については、448Whと同出力のポータブル電源の中では少なめになってます。
重さについては、約6.7kgと持ち運ぶにはちょうどいい感じの重さです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、充電時間が短く、寿命も長いです。
Anker Solix C800

※引用画像:Amazon.co.jp
| Anker | Solix C800 |
|---|---|
| 本体定価(税込) | 99,990円 |
| 容量(Wh) | 768 |
| 定格出力(W) | 1200 |
| 瞬間最大出力(W) | 1600 |
| 簡易UPS | ○ |
| 重量(kg) | 10.5 |
| コンセント入力W数 | 1100 |
| 充電(サイクル) | 3000 |
Ankerから出ている定格出力1200Wのポータブル電源「Solix C800」です。「Solix C800 Plus」とは性能面の違いがなくて、磁石でどこでも引っ付けられるキャンプライトが2つと、最大1mまで伸縮可能なポールが付属しているかしないないかの違いです。
容量については、768Whと他の同出力のポータブル電源より少ないですが、同じ容量のポータブル電源の中では、かなり高出力になってます。
重さについては、約10.5kgと持ち運ぶには少し重たいです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、充電時間が短く、寿命も長いです。
また、セール時に大幅に値段が下がるため、購入する際はAnker公式サイトや楽天、Amazon.co.jpなどをチェックしてセールのときに購入しましょう。
あとがき
定格出力が500Wということは、炊飯器や電気ポットが使えないぐらいの出力になっています。どうせなら容量そのままで出力が800Wぐらいあればもっと使い勝手が良かったのですが、それは「Jackery 600 Plus」と被ってしまうのでやめたのでしょう。
この容量で、このサイズにできるということは、他のモデルも軽量化、長寿命化でマイナーモデルチェンジがされるのかもしれません。
それにしても充電サイクル数6000回とは、以前に比べて1.5倍になっているのはびっくりですね。BLUETTIであれば、AIの充電制御で寿命の伸びたモデルが出ているのですが、Jackeryも同じような感じなのでしょうかね。


コメント