EcoFlowのポータブル電源「RIVER3 Plus」「RIVER3 Max」「RIVER3 Max Plus」について、性能を簡単にまとめてみました。
合わせて、同じぐらいの性能のポータブル電源も載せておきます。
発売予定日
発売予定日の詳細については公式サイトでは12月下旬となっていますが、Amazon.co.jpを見てみると2024.12.25になっていました。
今後、早まったり遅くなったりする可能性はありそうです。
EcoFlow RIVER3 Plus,Max,Max Plus 性能まとめ
RIVER3 Plusシリーズのスペック簡単まとめ
EcoFlow | 本体定価 (税込) | 容量 (Wh) | 定格出力 (W) | X-Boost (W) | UPS | 重量 (kg) | 充電 (時間) | 充電 (サイクル) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RIVER3 Plus | 39,800円 | 286 | 600 | 900 | 10ms | 4.7 | 1 | 3000 |
RIVER3 Max | 69,700円 | 572 | 600 | 900 | 10ms | 8.2 | 1.5 | 3000 |
RIVER3 Max Plus | 99,700円 | 858 | 600 | 900 | 10ms | 10.5 | 2.3 | 3000 |
スペックを表で表すとこのようになっていますが、今までのシリーズと比べて仕様が異なります。
Max,Max Plusは拡張しただけ
主となる「RIVER3 Plus」という本体があり、そこにエクストラバッテリー「EB290」「EB580」を取り付けるだけとなっています。
- RIVER3 Max(572Wh)= RIVER3 Plus(286Wh) + EB290(286Wh)
- RIVER3 Max Plus(858Wh)= RIVER3 Plus (286Wh)+ EB580(572Wh)
そのため、定格出力などの性能は変わらず、容量のみの変化となっているのが、RIVER3 Plusシリーズというわけです。
RIVER2 シリーズとの違いは?
EcoFlow | 本体定価 (税込) | 容量 (Wh) | 定格出力 (W) | X-Boost (W) | UPS | 重量 (kg) | 充電時間 (時間) | 充電回数 (サイクル) | 公式サイト |
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RIVER 2 | 29,900円 | 256 | 300 | 450 | 30ms | 3.5 | 1 | 3000 | 詳細を見る |
RIVER 2 Max | 64,900円 | 512 | 500 | 750 | 30ms | 6.1 | 1 | 3000 | 詳細を見る |
RIVER 2 Pro | 88,000円 | 768 | 800 | 1000 | 30ms | 7.8 | 1.2 (70分) | 3000 | 詳細を見る |
RIVER2シリーズは、容量が増えるごとに出力が増えていきましたが、RIVER3 Plusシリーズは本体が変わらないので、最初から高めの600Wになってます。
また、性能が高くなった分、重くなっていますが、本体と分かれているので持ち運びのときの負担はそれほど大きくないです。
拡張に配線がいらない
「RIVER3 Plus」のエクストラバッテリー「EB290」「EB580」には、ポゴピンコネクタが搭載されているので、「RIVER3 Plus」にガチャっとはめるだけで連結可能になってます。
配線などは地味に場所を取るのと、もし忘れてしまったら使えなくなっていたのでかなりありがたい仕様です。また、エクストラバッテリー単体でもUSB Type-C充電が可能になっているので、別々に使うことも可能です。
AC出力ポートは3口
写真をみると1つしかコンセントがなさそうなのですが、後方に2つコンセントを挿すところがあります。
GaNテクノロジー搭載で稼働時間が長い
GaNテクノロジー搭載で、他のポータブル電源よりも電力ロスが少なくなり電気製品の稼働時間が増えたようです。
これまでの容量以上に稼働できるようになったのはすごいですね。
簡易UPS機能あり
コンセントにポータブル電源を接続し、電化製品のコンセントをポータブル電源に接続しておく(コンセントと電化製品の間にポータブル電源が入る)ことで、停電時でも瞬時に電気を供給可能です。
ただ、瞬時ではなく10ms(0.010秒)以内に切りかわります。
電源が切れるとダメなデータサーバーや、医療用の命に関わるようなものについては使用できないので注意です。
ソーラーパネルはどれが使えるの?
ソーラーパネルで充電しようと思っている人は、ポータブル電源のソーラーパネルが関係するスペックを確認する必要があります。
- DC 入力:11 ~ 55V 最大13A
- 最大入力電力: 220W
- XT60(EcoFlow MC4 to XT60変換ケーブル)
使用できるソーラーパネルは、「EcoFlow 220W片面ソーラーパネルGen2」です。変換ケーブルは、ポータブル電源本体には付属せず、ソーラーパネルの方に付属してくるので注意しましょう。
EcoFlow製のポータブル電源は、EcoFlowのソーラーパネルを使用して充電するのが安心です。
他社のポータブル電源と比較
同じぐらいの性能のポータブル電源は、以下に紹介しているとおりです。
Jackery600Plus
Jackery | 600Plus |
---|---|
本体定価(税込) | 86,000円 |
容量(Wh) | 632.3 |
定格出力(W) | 800 |
瞬間最大出力(W) | 1600 |
重量(kg) | 7.3 |
充電(時間) | 1 |
充電(サイクル) | 4000 |
Jackeryから出ている定格出力800Wのポータブル電源「Jackery 600Plus」です。
出力が500Wの「Jackery708」があるのですが、旧モデルで値段も高いので「Jackery 600Plus」の方がオススメです。
容量については、632.3Whと出力500Wのポータブル電源よりも少し多いです。
重量については、約7.3kgとそれほど重くなっていないです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているので長寿命になっており、充電時間も短いです。
BLUETTI AC70
BLUETTI | AC70 |
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本体定価(税込) | 84,800円 |
セール時 早割価格 | 62,800円 (25%OFF) |
容量(Wh) | 768 |
定格出力(W) | 1000 (2000) |
瞬間最大出力(W) | 2000 |
簡易UPS | ○ |
重量(kg) | 10.2 |
充電(時間) | 1.5 |
充電(サイクル) | 3000 |
BLUETTIから出ている定格出力1000Wのポータブル電源「BLUETTI AC70」です。BLUETTI「EB70S」の上位互換になってます。
電力リフト機能があり2000Wまでの消費電力の電気製品を動かすことができます。ただ、家庭用コンセントで使えない(消費電力が1500Wを超える)ような電気製品は普通に購入しないので、同時に電気製品を使用したときの合計消費電力が少し増えるぐらいに思っておきましょう。
容量については、768Whと他の同出力のポータブル電源と同じぐらいの容量です。
重さについては、約10.2kgと持ち運ぶには少々重たい感じになってます。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、充電時間が短く、寿命も長いです。
また、セール時に大幅に値段が下がるため、購入する際は公式サイトや楽天、Amazon.co.jpなどをチェックしてセールのときに購入しましょう。
PowerArQ S7
PowerArQ | S7 |
---|---|
本体定価(税込) | 79,200円 |
容量(Wh) | 716.8 |
定格出力(W) | 700 |
瞬間最大出力(W) | 1400 |
重量(kg) | 9.5 |
充電時間(時間) | 4 |
充電回数(サイクル) | 3000 |
PowerArQから出ている定格出力700Wのポータブル電源「PowerArQ S7」です。
容量については、716.8Whと他の同出力のポータブル電源と同じぐらいの容量になってます。拡張バッテリーには対応していません。
重さについては、約9.5kgと持ち運ぶには少し重たいです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているので寿命が長いです。ただ、充電時間は他のポータブル電源と比べると長めです。
他のメーカーのポタ電と違い「オリーブドラブ」「コヨーテタン」の2色が選べます。
Anker Solix C800
Anker | Solix C800 |
---|---|
本体定価(税込) | 99,990円 |
容量(Wh) | 768 |
定格出力(W) | 1200 |
瞬間最大出力(W) | 1600 |
簡易UPS | ○ |
重量(kg) | 10.5 |
コンセント入力W数 | 1100 |
充電(サイクル) | 3000 |
Ankerから出ている定格出力1200Wのポータブル電源「Solix C800」です。「Solix C800 Plus」とは性能面の違いがなくて、磁石でどこでも引っ付けられるキャンプライトが2つと、最大1mまで伸縮可能なポールが付属しているかしないないかの違いです。
容量については、768Whと他の同出力のポータブル電源より少ないですが、同じ容量のポータブル電源の中では、かなり高出力になってます。
重さについては、約10.5kgと持ち運ぶには少し重たいです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、充電時間が短く、寿命も長いです。
また、セール時に大幅に値段が下がるため、購入する際はAnker公式サイトや楽天、Amazon.co.jpなどをチェックしてセールのときに購入しましょう。
Anker 535 Portable Power Station
Anker | Anker 535 |
---|---|
本体定価(税込) | 64,900円 |
容量(Wh) | 512 |
定格出力(W) | 500 |
瞬間最大出力(W) | 750 |
簡易UPS | ◯ |
重量(kg) | 7.6 |
コンセント入力W数 | 120 |
充電(時間) | 5.3 |
充電(サイクル) | 3000 |
Ankerから出ている定格出力500Wのポータブル電源「Anker 535 Portable Power Station」です。
容量については、512Whと他の同出力のポータブル電源と同じぐらいの容量です。
重さについては、約7.6kgと他のポータブル電源と比べると少し重いです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、寿命が長いですが、容量の割に充電時間が長めの5.3時間です。(充電時間は計算して出しました。容量÷入力W数÷0.8です。)
また、セール時に大幅に値段が下がるため、購入する際はAnker公式サイトや楽天、Amazon.co.jpなどをチェックしてセールのときに購入しましょう。
あとがき
定格出力600Wをどうとるかですね。
電気ケトルやクッキングヒーター、ドライヤーは出力1100W以上ないと厳しいので、分かれ道とすれば、5合以上の炊飯器でIH式のものが使いたい人や消費電力が300W以上のものを複数同時に使用したい人ですね。それ以外の人にとってはオススメのポータブル電源です。
電力ロスが少なくなっているようなので、照明や電気毛布など低出力で長時間の使用を想定している電気製品を使用したい人にとってはかなりオススメです。ポータブル電源を一度でも使ったことがある人は、けっこう消費電力が上下して無駄が多そうな印象を受けた人が多いのではないかと思いますが、そのあたりのロスが改善されているようで今までの容量以上に長時間の使用ができるようになっているみたいです。
それにしても、ポータブル電源の性能が年々レベルアップしているので、今後どうなっていくのか楽しみですね。
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