
※引用画像:Amazon.co.jp
Jackeryのポータブル電源「1500 Ultra」は、容量1536Wh・定格出力1800Wの中〜大型モデルです。
本体の基本性能に加えて、簡易UPS対応とIP65の防水防塵性能が特徴として挙げられます。
この記事では、1500 Ultraのスペックを短く整理し、
旧モデルの「1500」「1500 Pro」との違いが一目で分かるようにまとめます。あわせて、同クラス製品との立ち位置も簡単に整理します。
Jackery ポータブル電源 1500 Ultra 性能まとめ
1500 Ultra のスペック簡単まとめ
Jackery 1500 Ultraの主な仕様は以下のとおりです。
| Jackery | 1500 Ultra |
|---|---|
| 本体定価(税込) | 239,800円 |
| 容量(Wh) | 1536 |
| 定格出力(W) | 1800 |
| UPS | 20ms |
| 重量(kg) | 17.5 |
| 充電(時間) | 1.5 |
| DC入力(W) | 400×2 |
| 充電(サイクル) | 4000 |
容量1536Whは、この出力帯の中では余裕がある部類です。
重量は約17.5kgで、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用している点を踏まえると、極端に重い印象はありません。
充電時間が短くなっている点も含め、旧モデルより扱いやすさは上がっています。
定格出力1800W
定格出力は1800Wです。
家庭用コンセントで使う電気製品は多くが対象に入り、出力不足で困る場面は減りやすくなります。
公式サイトにはブーストモードの記載がありますが、取り扱い説明書に説明が見当たらず、仕様の読み取りが難しい点は気になります。
- 2000Wは最大15分まで
- 2520Wは最大30秒まで
- 3060Wは最大15秒まで
- 3600Wは最大5秒まで
旧モデルのJackery 1500では使えなかった丸ノコが、1500 Ultraでは動かせる可能性が出てきます。ただし、電動工具は起動電力の影響が大きいため、実使用は余裕を見たほうが安全です。

充電サイクル数4000回
充電サイクル数は4000回とされています。
ただし基準が容量70%であり、他社でよく見かける容量80%基準とは条件が異なります。
80%基準に置き換えると、体感としては3000〜3500回程度に近い見方になります。
それでも毎日充放電する前提でも長期間の使用が視野に入る数値です。
簡易UPS機能あり
簡易UPSに対応しており、停電時は20ms以内に切り替わります。
普段からコンセントと機器の間に挟んで使う運用も可能です。
ただし無瞬断ではないため、電源断が許容できない用途には向きません。
データサーバーや医療機器など、停止が致命的になる機器での使用は避けたほうが安全です。
防水防塵機能あり
1500 Ultraの大きな特徴が、防水防塵性能(IP65)です。
すべての保護カバーを閉じた状態で、IP65相当の防水防塵性能があるとされています。
水に沈めたり、大雨の中で長時間放置する用途には向きませんが、
屋外作業での砂埃や軽い水しぶきが想定される場面では安心材料になります。
また、保護カバーを閉じた状態で底面を外し、冷却フィンを水洗いできる設計になっているようです。
取り扱い説明書にはホースで水をかけている図もあるため、汚れやすい環境で使う人にとっては扱いやすい構造といえます。
ソーラーパネルはどれが使えるの?
ソーラー入力の仕様は以下のとおりです。
| Jackery | 1500 Ultra |
|---|---|
| DC入力 | 12-60V⎓12A |
| 電流制限 | 24A(2ポート) |
| 対応電圧 | 11-60V |
| ポート数 | 2 |
| 最大充電W数 | 800 (400×2) |
| ソーラーパネル 最大枚数 | 4枚 (200W×4) |
最大充電W数は800Wで、Jackeryのソーラーパネルであれば使用可能とされています。
ソーラーパネルは最大4枚まで使用でき、4枚使用時は「ソーラーパネル直列アダプター」が別途必要です。
他社製ソーラーパネルを使う場合は、電圧と電流条件に加えてDC入力プラグ形状も確認してください。1500 Ultraで使用できるDC入力プラグは8020で、外径8.0mm、内径5.5mm、内芯2.0mmです。サイズの詳しい扱いは専用記事で補足しています。

Jackery「1500」「1500Pro」「1500New」との違いは?
ここは旧モデルと比較して、何が変わったのかを確認しておくと選びやすくなります。
スペック比較
| Jackery | 本体定価 (税込) | 容量 (Wh) | 定格出力 (W) | UPS | 重量 (kg) | 充電 (時間) | DC入力 (W) | 充電 (サイクル) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1500 | 179800円 | 1534.68 | 1800 | ✕ | 16 | 7.5 | 250×2 | 800 |
| 1500Pro | 199800円 | 1512 | 1800 | ✕ | 17 | 2 | 700×2 | 2000 |
| 1500Ultra | 239800円 | 1536 | 1800 | 20ms | 17.5 | 1.5 | 400×2 | 4000 |
| 1500New | 149800円 | 1536 | 2000 | 10ms | 14.5 | 1.5 | 200×2 | 6000 |
旧1500シリーズとの主な違いは次のとおりです。
- 1500 / 1500 Pro
三元系リチウムイオン電池。UPS非対応。重量は重め。 - 1500 Ultra
リン酸鉄リチウムイオン電池。UPS対応(20ms)。防水防塵あり。 - 1500 New
リン酸鉄リチウムイオン電池。UPS対応(10ms)。軽量化と長寿命が特徴。
定格出力を除いて、1500 Ultraは実質的に上位互換といえます。
使用している電池の違い
- 1500:三元系リチウムイオン電池
- 1500 Pro:三元系リチウムイオン電池
- 1500 Ultra:リン酸鉄リチウムイオン電池
- 1500 New:リン酸鉄リチウムイオン電池
1500 Ultraはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。
三元系に比べると、
寿命が長く、発火リスクが低い点がメリットです。
近年はリン酸鉄電池の改良が進み、
「重たい」という弱点も目立ちにくくなっています。
防水防塵について
- 1500:対応していない
- 1500 Pro:対応していない
- 1500 Ultra:IP65
- 1500 New:対応していない
防水防塵に対応しているのは1500 Ultraのみです。
1500 Newは非対応になります。
屋外作業や、汚れやすい環境で使う前提なら、実用面での差が出やすいポイントです。
ただし、コンセントを使う以上、水がかかる状況は危険なので、性能を過信しないほうが安全です。
家庭用コンセントと出力の考え方
一般的な家庭用コンセントでは、1口1500Wまで使用できるようになっていて、合計で2000Wを超えるとブレーカーが落ちるようになってます。
家庭用電源の仕組みについては、以下の記事が参考になります。
そのため、定格出力1500W以上あれば、
家庭用電化製品の多くを問題なく使えます。
旧モデルの1000Wクラスでは、
電子レンジやIH調理器などで制限が出る場面がありました。
旧モデルを選ぶ場合の選択肢
価格を抑えたい場合は、
Jackery公式サイトの「整備済製品」も選択肢になります。
ただし、セール時は新品の方が安くなることもあります。
価格差が小さい場合は新品を選ぶ方が無難です。

他社のポータブル電源と比較
同クラス(定格出力1500〜2000W前後)には、EcoFlowやBLUETTIなどのモデルもあります。
ただし、同じ出力帯でも容量・重量・UPS・拡張性のどれを重視するかで選び方が変わります。
防水防塵や屋外での扱いやすさを重視 → Jackery 1500 Ultra
充電速度や価格を重視 → EcoFlow系
電力リフトや機能性を重視 → BLUETTI系
細かい型番や数値まで比較したい場合は、メーカー別の性能比較記事にまとめています。

あとがき
Jackery 1500 Ultraは、容量1536Whと定格出力1800Wのバランスがよく、充電時間が短い点も含めて扱いやすいモデルです。簡易UPS(20ms)に対応し、さらにIP65の防水防塵性能が付いたことで、屋外作業や汚れやすい環境でも使いやすくなっています。旧モデルの1500や1500 Proと比べると、電池がリン酸鉄リチウムイオンに変わったことによる寿命面の安心感もポイントです。
一方で、防水防塵は保護カバーを閉じた状態が前提で、使用中に水がかかる状況は感電の危険があるため過信は禁物です。また、ブーストモードの仕様は説明書に記載が見当たらず、使いどころの判断がしにくい点は気になります。重量は17.5kgあるため、頻繁に持ち運ぶ用途では負担になりやすいです。
このモデルは、家電を広く使える出力帯を確保しつつ、屋外での防塵防水も重視したい人に向いています。停電時の切り替えを見込んで簡易UPSを使いたい人や、旧モデルより充電時間と寿命面の改善を重視する人にも選びやすい構成です。

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