Jackery(ジャクリ)のポータブル電源1500(PTB152)で、マキタの木工用165mm丸のこ「5730」が使えるのか試してみました。
途中でポータブル電源の方がシャットダウンしてしまったのでまとめておきます。
マキタの丸のこ「5730」の使用について
消費電力は1140W
使用したのは、マキタの165mmマルノコ(5730)でマイナーアップデートされる前のたぶん初期型です。14年前のものかな。
使っていると本体が起動しなくなった
使い始めは700Wぐらい出たのを確認し大丈夫そうなので、何回かストップアンドゴーして写真を撮ろうとして、2回目回転させようとしたところで本体の電源が切れて起動しなくなりました。
ポータブル電源1500は、定格1800W/瞬間最大3600Wに対応しているので大丈夫なはずなのですが、どうやら瞬間的にそれを上回ったみたいです。
充電すると復活
急に切れてビビって調べてみると、充電してみるといいみたいらしいので充電してみました。
復活しました。無事に直ってよかったです。
試しに扇風機を使ってみましたが問題なく使用できました。
電動工具類の起動電力は多い
電動工具類の起動電力はかなり多く、だいたい1.5~2倍ぐらい必要になるみたいです。
こちらのサイトが参考になります。
古いからなのか、点けて消してを繰り返したからなのか、起動電力が増えすぎたために切れたようですね。1114Wなので、けっこう余裕があるかなと思ったのですがそうでもなかったみたいです。
Jackery公式の方に問い合わせてみたところ丸のこはけっこう特殊っぽいですね。
丸のこは誘導負荷設備となっており、ピーク電力/起動電力があり、公称電力の数倍(3-7倍)の計算が必要な商品でございます。消費電力は1140Wであれば、ピーク電力/起動電力は最低でも3420Wとなります。
3420Wはポータブル電源1500の仕様範囲を超えたため、ポータブル電源の保護装置が稼働し、電源がオフになります。ご了承頂ければ幸いでございます。
また、ポータブル電源の仕様を超える製品をご使用した場合、バッテリーに負荷がかかり故障の原因となりますので弊社としましては、ポータブル電源の仕様範囲でのご使用をお勧めしております。
消費電力の高い丸のこは使用しないほうが良さそうです。
あとがき
結論、ポータブル電源で直接マルノコを使用するのはやめたほうがよさそうな感じです。
最近は40Vmaxのマルノコが出ているのでそちらを使い、バッテリーの充電をポータブル電源でするという使い方をするのがいいんじゃないかなと思います。
18Vバッテリー用のものもあります。
マキタのバッテリーを充電するときの注意点はこちらにまとめました。参考になればと思います。
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