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卒FIT後の蓄電池の変わりにポータブル電源。どれがいい?

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卒FIT後に蓄電池を設置して自宅で使用しようと思っているけれど、最低価格が250万からみたいになっていて、目が飛び出るという感じの人に向けて、「ポータブル電源にしたらそんなにかからないのでは?」という提案をまとめておきます。

ポータブル電源を選ぶときの注意点

入力電圧が低い

各メーカーが出している蓄電池の入力電圧は基本的に450Vまで対応しています。

一方で、ポータブル電源の方は、EcoFlow「DELTA Pro Ultra」のみが450Vに対応しており、他のポータブル電源は、150Vに対応という感じです。

この入力電圧は、何枚のソーラーパネルを直列で接続できるのかの目安になっていて、ざっくり説明すると、ソーラーパネルの開放電圧が50Vだったら、50×9=450で9枚使用できるといった感じです。

また、入力電流の方は、何枚並列に接続できるかの目安になってます。

ポータブル電源の方は基本的に15Aになっていて、ほとんど並列でソーラーパネルを接続することができません。

したがって、ソーラーパネルの枚数が多い場合はいくつかに分割し、ポータブル電源の本体も複数台購入する必要が出てくることがあります。

屋内設置

蓄電池とは違って、ポータブル電源の方は防水性能がないため、雨に濡れると壊れてしまいます。

したがって、屋内に置く必要があるのですがそこそこ大きいので場所を取ります。

ある程度、家にスペースがないと設置しにくいです。

電力状況がわからない

各メーカーが出している蓄電池の方は、操作パネルのようなものもセットで購入する必要があるのですが、そのパネルでそれはもう色々な操作ができるようになってますし、エコキュートなどの湯沸かし器と連携して、電力消費の少ない時間帯を狙ってお湯を沸かしたりすることができます。

ポータブル電源の方では、そのような操作はできず、何W充電されていて何W使用されているかなどのシンプルな情報のみ見ることができます。

蓄電池ほど電力を同時に使えない

各メーカーが出している蓄電池の方は、出力が大きいので、各部屋で色々使っても問題ないですが、ポータブル電源の方は、IHに電子レンジに電気ケトルにドライヤーにと同時に使うことができません。

ただ、ポータブル電源の方は、使いすぎると通常の電気の方にバチンと切り替わるように接続するので特に問題はないかもしれません。

停電時など、電力の供給がなくなったときにあまり同時に使えなくなるといった感じです。個別に使用する際は、気にしなくてもいい出力になってます。

寿命が10年ぐらい

蓄電池の寿命がどれぐらいなのかは謎ですが、シャープだと保証期間が10年とか15年とかあります。

ただ、ポータブル電源の方の寿命は約10年と短く、保証期間も5年と短いです。これは、容量が少なく毎日空になって、満充電してといった使い方をするためであって、容量に余裕があり、毎日充放電することがなければもう少し長持ちするようです。

すぐに新しいのが出る

ポータブル電源の方は、1年、長くて2年経つと性能の良い新しいモデルが出てきます。

また、発売されてから半年も経てばセールでものすごく安く購入できるので、定価で購入するのはちょっともったいないかなという感じです。

蓄電池やポータブル電源を設置するほうが得?

何もないところから、ソーラーパネルも設置してとなるとものすごくお金がかかるため、だったらやめようかなとなるのですが、卒FITを検討しているということは、ソーラーパネルがすでにあるのでその分の出費が追加でかからないというのが一番大きいです。

さて、値段の計算に入っていくのですが、ソーラーパネルの耐用年数は大体20年ぐらいなので、残り10年ぐらい使用できる計算です。自宅のソーラーパネルがどれぐらいの発電量かは、この10年で大体わかっているのかなと思います。

普段の月の電気代が1万円かかっていた場合、年間で12万円です。10年使用できるので、約120万円以内であれば、お得になるという計算ですね。

表にしてみるとこんな感じになります。

月電気代年間10年間
1万円12万円120万円
2万円24万円240万円
3万円36万円360万円
4万円48万円480万円
5万円60万円600万円

自宅の月の電気料金を比べてみて、どれぐらい消費しているのかを計算しつつ予算を考えると良いと思います。

ポータブル電源はどれが使える?

ソーラーパネルの入力W数が1000Wを超えているものを探すと以下の7製品があったのでまとめておきます。

Jackeryなども拡張バッテリーに対応していて容量的には問題ないのですが、ソーラーパネルの入力W数が小さいため今回は除外してます。

製品名のリンクは、このブログ内の記事に飛びます。

各モデルのスペックで見るべきところを簡単にまとめてます。

EcoFlow製

EcoFlow本体定価
(税込)
容量
(Wh)
定格出力
(W)
X-Boost
(W)
UPS重量
(kg)
AC入力
(W)
PV入力
(W)
充電
(回数)
公式
サイト
DELTA
Pro
440,000円36003000375030ms45150016003500詳細
DELTA
Pro 3
539,000円40963600510010ms51.515001000
+1600
4000詳細
DELTA
Pro Ultra
1,430,000円614460000ms82.415001600
+4000
3500詳細

EcoFlowの中で、「DELTA Pro」は古くてセールで半額になっているのですが、「DELTA Pro 3」「DELTA Pro Ultra」については2024年の最近出たモデルなのであまり割引されていません。ただ、「DELTA Pro 3」はなぜか2割引とかになってます。

BLUETTI製

BLUETTI本体定価
(税込)
容量
(Wh)
定格出力
(W)
電力リフト
(W)
簡易
UPS
重量
(kg)
AC入力
(W)
PV入力
(W)
充電
(回数)
公式
サイト
AC200L219,80020482000300020ms28.3200012003000詳細
AC240259,80015362000300015ms33200012003500詳細
AC300+B300399,8003072300020ms57300012003500詳細
AC500+B300S598,00030725000600020ms?68500030003500詳細

BLUETTIのものは、「AC200L」「AC240」が新しいのですが、ソーラーパネルの入力電圧が低いので注意しましょう。

また、「AC300+B300」「AC500+B300S」はセールで安くなっているので、セール時に購入するようにしましょう。

オススメのポータブル電源は?

卒FIT後のポータブル電源を購入するのであれば、EcoFlowがオススメです。

サポートが充実してますし、切替分電盤を設置してくれる施工会社も紹介してくれるようです。

また、購入する前に見積もりを取ってもらえるので、焦ってポータブル電源を購入せずにしっかりと質問するようにしましょう。ソーラーパネルの配線の変更や分電盤との接続、分電盤とポータブル電源をつなぐ「Power Switch Kit」代、工事費など、本体の価格以上にお金がかかるため、しっかり確認するようにしましょう。

質問場所ですが、EcoFlowの各商品ページに「お問い合わせ」が設置されてます。

EcoFlow「DELTA Pro Ultra」

※引用画像:Amazon.co.jp

EcoFlowDELTA Pro Ultra
本体定価(税込)1,430,000円
容量(Wh)6144
定格出力(W)6000
X-Boost(W)なし
EPSUPS
重量(kg)82.4
充電(時間)変動
充電(サイクル)3500

EcoFlowから出ている定格出力6000Wのポータブル電源「EcoFlow DELTA Pro Ultra」です。

インバーター(上部分)とバッテリー(下部分)に分かれていて、セットで購入する必要があります。

容量については、単体で6144Whとこれ1つで十分な容量ですが、バッテリー「6,144Wh」を追加することでさらに増やすことができます。(最大5台)

重さについては、インバーター(約31.7kg)とバッテリー(約50.7kg)で、合わせて約82.4kgです。キャスターがついているので、平面での移動時には転がしていけますが、持ち運ぶときは2人で、さらにインバーターとバッテリーを分けて運ぶようにしましょう。

リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、充電時間が短く、寿命も長いです。

EcoFlow「DELTA Pro 3」

※引用画像:Amazon.co.jp

EcoFlowDELTA Pro 3
本体定価(税込)539,000円
容量(Wh)4096
定格出力(W)3600
X-Boost(W)5100
UPS10ms
重量(kg)51.5
充電(時間)変動
充電(サイクル)4000

EcoFlowから出ている定格出力6000Wのポータブル電源「EcoFlow DELTA Pro 3」です。

容量については、単体で4096Whとこれ1つで十分な容量ですが、バッテリー「4096Wh」を追加することでさらに増やすことができます。(最大2台)

重さについては、約51.5kgです。キャスターがついているので、平面での移動時には転がしていけますが、持ち運ぶときは2人で、さらにインバーターとバッテリーを分けて運ぶようにしましょう。

リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、充電時間が短く、寿命も長いです。

あとがき

EcoFlow「DELTA Pro」が半額になっていて安いのですが、「DELTA Pro 3」の方も割引がされていてスペックが高いので、これから購入を検討しているのであればそちらの方がオススメかなと思います。

もちろん、EcoFlow「DELTA Pro」の方が安いので、ソーラーパネルをそれほど設置していなかったけど電気を自宅で使いたいという場合にオススメです。圧倒的に安いので、本体を複数台購入しても他より安いというのは大きいです。

あと、BLUETTIですが、公式サイトの方にあまり詳しい情報が記載されておらず、分電盤とつなげて大丈夫なのかというのが謎なので今回はオススメしてないです。アメリカの方では制限なしに使えるみたいな記述があるのですが日本ではどうなっているのかさっぱりです。

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