Jackeryのポータブル電源は、
ソーラーパネルで充電しながら使用すること自体は可能です。
ただし、
・思ったより発電量が少ない
・使い方を間違えると寿命を縮める
・実用性が高いケースは限られる
といった注意点があります。
この記事では、
「ソーラー充電しながら使うと何が起きるのか」
「どんな条件なら成り立つのか」
を、初心者にも分かる形で整理します。
充電しながら使用するときの注意点まとめ
電池の寿命が短くなる
ソーラー充電中に使用する、いわゆるパススルー充電は、
バッテリーへの負荷が大きくなります。
Jackery公式のFAQでも、
常用は推奨されていません。
高価なポータブル電源を長く使いたい場合、
「充電中は使わない」が基本になります。
◆Jackery公式サイト「よくある質問」:パススルー充電について
◆Jackery公式サイト「よくある質問」:ソーラーパネルで充電しながらポータブル電源使用しても問題ないか?
充電電力より出力電力を小さくする
入力(充電W数)より、出力(使用W数)が大きくなると、
充電が追いつかず電源が落ちることがあります。
残量が残っていても、安全装置が働く場合があるため注意が必要です。
ソーラーパネルとコンセントでは充電量が大きく違う
ソーラー充電は、天候・角度・時間帯に大きく左右されます。

例えば、
200Wクラスのソーラーパネルでも、
夕方では実測100W前後になることは珍しくありません。
その場合、
・スマホ
・ノートPC
・小型扇風機
程度が現実的な使用範囲です。

一方、コンセント充電は200W以上が安定して出ますが、
そもそもポータブル電源を使う意味が薄くなります。
バッテリー残量が少ないときは先に充電する
残量が20%以下になると、
本体は充電を優先する挙動になります。
また、空の状態で長期保管すると、
劣化や故障の原因になります。
・保管時は60〜80%
・使い切った後は早めに充電
が基本です。
ソーラーパネル運用時の考え方
ソーラーパネルで充電できる最大W数が決まっている
ポータブル電源ごとに、
受け入れ可能な最大ソーラー入力W数があります。
これを超える枚数をつないでも、
充電速度は上がりません。
充電しながら快適に使うには複数枚が必要
200Wパネル1枚では、
「充電しながら家電を使う」には不足する場面が多いです。
安定運用を目指すなら、
・大型モデル
・200Wパネル複数枚
が前提になります。
現実的には、
設置スペースとコストに余裕がある人向けの運用です。
足りなくなったら自動で切り替わらないのか
ソーラーパネルの発電量が落ちた場合でも、
自動でポータブル電源のバッテリーに切り替わることはありません。
Jackeryを含む一般的なポータブル電源は、
ソーラー入力と出力を自動制御する仕組みを持っていないためです。
そのため、
・発電量が不足すると出力が不安定になる
・必要に応じて手動で運用を切り替える
といった使い方が前提になります。
家庭全体を自動で切り替えたい場合は、
EcoFlowの
スマートホームパネルとDELTA Proのような専用システムが必要です。
一般的なポータブル電源では、
「ソーラーで発電しながら常時使う」運用は想定されていません。
なお、ポータブル電源を使わず、
バッテリーとソーラーを組み合わせた完全オフグリッド構成を自作する方法もあります。
配線や機器選定が必要になるため初心者向けではありませんが、
興味がある方は別記事でまとめています。

まとめ|ソーラー充電しながら使うのは現実的か
結論として、
ソーラーパネルで充電しながらの使用は、実用性が低いです。
・寿命が縮む
・発電量が安定しない
・複数枚必要でコストが高い
これらを考えると、
「充電は充電」「使用は使用」と分けた方が合理的です。
災害時の一時的な運用を除き、
常用する使い方としてはおすすめできません。

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