ANKERのポータブル電源について、性能や注意点などを簡単にまとめておきました。
- ANKERポータブル電源について
- Anker Portable Power Station 性能まとめ
- Anker 521 Portable Power Station
- Anker 535 Portable Power Station
- Anker 555 Portable Power Station
- Anker 757 Portable Power Station
- Anker 767 Portable Power Station
- Anker Solix C800 Portable Power Station
- Anker Solix C1000 Portable Power Station
- Anker Solix F1500 Portable Power Station
- Anker Solix F3800 Portable Power Station
- 一覧表
- あとがき
ANKERポータブル電源について
旧モデルはオススメしない
- Anker PowerHouse
- Anker PowerHouse 200
- Anker PowerHouse II 300
- Anker PowerHouse II 400
- Anker PowerHouse II 400 Plus
- Anker PowerHouse II 700
- Anker PowerHouse II 800
これらは、現在発売されている「Portable Power Station」シリーズの旧モデルになり、寿命も短く、容量も少なく、出力も少ないのでおすすめできません。購入するのであれば、「Portable Power Station」シリーズか、他社製ポータブル電源にしましょう。
また、「Solix」シリーズの発売により、以下のモデルも購入はおすすめしません。
- Anker 535 Portable Power Station
- Anker 555 Portable Power Station
- Anker 757 Portable Power Station
- Anker 767 Portable Power Station
出力が110Wになっているので注意
「Anker 535 Portable Power Station」は、電圧が100Vとではなく110Vになっているため、普通の消費電力の1.1倍で計算する必要があります。
したがって、定格出力500Wと表記があっても実際は450Wぐらいのものしか使用できない点に注意です。
「Anker 535 Portable Power Station」以外の「Portable Power Station」シリーズでは電圧100Vでの計算になっているようなので、気にしなくても大丈夫そうですが、本当にその計算で大丈夫なのかは謎です。
リン酸鉄リチウムイオン電池使用で長寿命
「Portable Power Station」シリーズは、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しており、旧モデルの約6倍の3000回使用できます。(出荷時の80%のバッテリー容量)
毎日使用しても10年しようでき、とても寿命が長いです。
充電時間について
Ankerのポータブル電源の充電時間の詳しい記載がないため、入力W数から自分で計算するようにしましょう。
計算式は、「(ポータブル電源の容量)÷(ポータブル電源の入力W数)÷0.8」です。
Anker | 容量 (Wh) | コンセント 入力W数 | 充電時間 (目安) |
---|---|---|---|
Anker 521 | 256 | 65 | 4.9時間 |
Anker 535 | 512 | 120 | 5.3時間 |
Anker 555 | 1024 | 200 | 6.4時間 |
Anker 757 | 1229 | 1000 | 1.5時間 |
Anker 767 | 2048 | 1200 | 2.1時間 |
Solix C800 | 768 | 1100 | 0.9時間 |
Solix C1000 | 1056 | 1300 | 1時間 |
Solix F1500 | 1536 | 1000 | 1.9時間 |
Solix F3800 | 3840 | 1500 | 3.2時間 |
「Solixシリーズ」はアプリで充電時間を調節できるようです。
簡易UPS(無停電電源装置)付き
- Anker 521 Portable Power Station
- Anker 535 Portable Power Station
- Anker 757 Portable Power Station
- Anker 767 Portable Power Station
- Solix C800
- Solix C1000
- Solix F1500
- Solix F3800
停電時の予備電源として使用する場合は、以上の中から購入するようにしましょう。
※20ミリ秒以内の切り替えに対応しており、完全なUPS機能の0ミリ秒の切替えには対応していません。データサーバや医療機器など、非常時に不具合が起こると人命 / 財産に重大な危険を及ぼしうる用途でのご使用はお控えください。
Anker Portable Power Station 性能まとめ
Anker 521 Portable Power Station
Anker | Anker 521 |
---|---|
本体定価(税込) | 29,900円 |
容量(Wh) | 256 |
定格出力(W) | 200 |
瞬間最大(W) | 450 |
簡易UPS | ◯ |
重量(kg) | 3.7 |
コンセント入力W数 | 65 |
充電(サイクル) | 3000 |
容量が少なく、充電時間が長めの4.9時間です。
定格出力が200Wしかないため、使用できる電化製品は少ないです。電気毛布と扇風機ぐらいですね。
Anker 535 Portable Power Station
Anker | Anker 535 |
---|---|
本体定価(税込) | 64,900円 |
容量(Wh) | 512 |
定格出力(W) | 500 |
瞬間最大出力(W) | 750 |
簡易UPS | ◯ |
重量(kg) | 7.6 |
コンセント入力W数 | 120 |
充電(サイクル) | 3000 |
定格出力が500Wになり少し使用できる電化製品が増えますが、消費電力が200~500Wの電化製品がなかなか無いため、あまりいいとは言えない感じです。
「Solix C800」の方がオススメです。
Anker 555 Portable Power Station
Anker | Anker 555 |
---|---|
本体定価(税込) | 149,900円 |
容量(Wh) | 1024 |
定格出力(W) | 1000 |
瞬間最大出力(W) | 1500 |
簡易UPS | 記載なし |
重量(kg) | 13.1 |
コンセント入力W数 | 200 |
充電(サイクル) | 3000 |
容量と出力が1000Wあるので、大体の電化製品を使用できます。
注意点ですが、「Portable Power Station」シリーズの中で、この「Anker 555 Portable Power Station」だけが簡易UPSの記載がないです。簡易UPS機能が欲しい場合は、他のモデルを購入しましょう。
また、「Solix C1000」の方がオススメです。
Anker 757 Portable Power Station
Anker | Anker 757 |
---|---|
本体定価(税込) | 169,900円 |
容量(Wh) | 1229 |
定格出力(W) | 1500 |
瞬間最大出力(W) | 2400 |
簡易UPS | ◯ |
重量(kg) | 19.1 |
コンセント入力W数 | 1000 |
充電(サイクル) | 3000 |
定格出力が1500Wあるので、家庭で使用できる電化製品のほとんどを使用可能です。
充電時間も約1.5時間と短いので使い勝手がいいです。ただ、重量が約19.1kgと持ち運ぶのはちょっときつい感じですね。
「Solix C1000」の方がオススメです。
Anker 767 Portable Power Station
Anker | Anker 767 |
---|---|
本体定価(税込) | 299,900円 |
容量(Wh) | 2048 |
定格出力(W) | 2000 |
瞬間最大出力(W) | 記載なし |
簡易UPS | ◯ |
重量(kg) | 30.5 |
コンセント入力W数 | 1200 |
充電(サイクル) | 3000 |
定格出力が2000Wと家庭で使用できる電化製品のほぼ全てを使用可能です。ただ、200Vに対応している機械や起動電力が大きいエアコンなどには使用できません。
重量が約30.5kgと持ち運ぶのは無理な重さなので、タイヤと持ち手がついています。
大容量の割に充電時間が約2時間と短いので、使い勝手はいいと思います。ただ、重いし高いですね。
Anker Solix C800 Portable Power Station
Anker | Solix C800 |
---|---|
本体定価(税込) | 99,990円 |
容量(Wh) | 768 |
定格出力(W) | 1200 |
瞬間最大出力(W) | 1600 |
簡易UPS | ○ |
重量(kg) | 10.5 |
コンセント入力W数 | 1100 |
充電(サイクル) | 3000 |
定格出力1200Wと、ほとんどの電化製品を使用することができ、容量もそこそこあります。
「Anker 535」の購入を考えているのであれば、こちらのほうがおすすめです。
Anker Solix C1000 Portable Power Station
Anker | Solix C1000 |
---|---|
本体定価(税込) | 139,900円 |
容量(Wh) | 1056 |
定格出力(W) | 1500 |
瞬間最大出力(W) | 2000 |
簡易UPS | ○ |
重量(kg) | 12.9 |
コンセント入力W数 | 1300 |
充電(サイクル) | 3000 |
定格出力1500Wと、ほとんどの電化製品を使用することができ、容量もそこそこあります。
「Anker 555」「Anker 757」の購入を考えているのであれば、こちらのほうがおすすめです。
Anker Solix F1500 Portable Power Station
Anker | Solix F1500 |
---|---|
本体定価(税込) | 189,900円 |
容量(Wh) | 1536 |
定格出力(W) | 1500 |
瞬間最大出力(W) | 2400 |
簡易UPS | ○ |
重量(kg) | 19.8 |
コンセント入力W数 | 1000 |
充電(サイクル) | 3000 |
定格出力1500Wと、ほとんどの電化製品を使用することができます。
容量も多いです。
Anker Solix F3800 Portable Power Station
Anker | Solix F3800 |
---|---|
本体定価(税込) | 699,900円 |
容量(Wh) | 3840 |
定格出力(W) | 5000 |
瞬間最大出力(W) | 7500 |
簡易UPS | ○ |
重量(kg) | 60 |
コンセント入力W数 | 1500 |
充電(サイクル) | 3000 |
この本体と拡張バッテリーを使用して、オフグリッドな生活をするため用のもので、持ち運びとか用ではないですね。
移動用のキャスターはついていますが、約60kgあるので相当重たいです。
また、購入は公式サイトからの購入のみ対応しているようです。
一覧表
Anker | 本体定価 (税込) | 容量 (Wh) | 定格出力 (W) | 瞬間最大 (W) | 簡易UPS | 重量 (kg) | コンセント 入力W数 | 充電 (サイクル) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Anker 521 | 29,900円 | 256 | 200 | 450 | ◯ | 3.7 | 65 | 3000 |
Anker 535 | 64,900円 | 512 | 500 | 750 | ◯ | 7.6 | 120 | 3000 |
Anker 555 | 149,900円 | 1024 | 1000 | 1500 | 記載なし | 13.1 | 200 | 3000 |
Anker 757 | 169,900円 | 1229 | 1500 | 2400 | ◯ | 19.1 | 1000 | 3000 |
Anker 767 | 299,900円 | 2048 | 2000 | 2400 | ◯ | 30.5 | 1200 | 3000 |
Solix C800 | 99,990円 | 768 | 1200 | 1600 | ◯ | 10.5 | 1100 | 3000 |
Solix C1000 | 139,900円 | 1056 | 1500 | 2000 | ◯ | 12.9 | 1300 | 3000 |
Solix F1500 | 189,900円 | 1536 | 1500 | 2400 | ◯ | 19.8 | 1000 | 3000 |
Solix F3800 | 699,900円 | 3840 | 5000 | 7500 | ◯ | 60 | 1500 | 3000 |
「Portable Power Station」「Solixシリーズ」の性能一覧はこちらです。
あとがき
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用している「Portable Power Station」シリーズ以外の旧モデルを購入するメリットはないので注意しましょう。
新シリーズの「Solixシリーズ」がちょうどいい感じの性能になっているので、これから購入するのであれば、そちらの方がいいでしょう。
旧モデルの中でも、唯一持ち運ぶようとして「Anker PowerHouse 100」はいいと思います。
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