EcoFlowのポータブル電源「DELTA 3」について、性能を簡単にまとめてみました。
合わせて、同じぐらいの性能のポータブル電源も載せておきます。
EcoFlow DELTA 3 性能まとめ
DELTA 3 のスペック簡単まとめ
EcoFlow | DELTA 3 |
---|---|
本体定価(税込) | 139700円 |
容量(Wh) | 1024 |
定格出力(W) | 1500 |
X-Boost(W) | 2000 |
UPS | 10ms |
重量(kg) | 12.5 |
充電(時間) | 0.9 |
充電(サイクル) | 4000 |
EcoFlowから出ている定格出力1500Wのポータブル電源「EcoFlow DELTA 3」です。
容量については、1024Whと同出力のポータブル電源と同じぐらいになってます。
重さについては、約12.5kgで、旧モデルの「DELTA2(12kg)」と比べると少しだけ重くなってます。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、充電時間が短く、寿命も長いです。
拡張バッテリーについて
本体1台に、1台まで拡張バッテリーを取り付けることができます。(XT150)
使用できる拡張バッテリーは以下の4種類のようです。
- DELTA 2専用エクストラバッテリー(1,024Wh)
- DELTA 2 Max専用エクストラバッテリー(2,048Wh)
- DELTA Pro 3専用エクストラバッテリー(4,096Wh)
- DELTA 3専用エクストラバッテリー(1,024Wh?)
旧モデルのエクストラバッテリーも使用できるようになっているみたいです。
また、EcoFlowの公式サイトには新モデルのエクストラバッテリーのページが無いため、単体での購入はどこか別のところで購入する必要があるようです。「EcoFlow DELTA Pro Ultra」のエクストラバッテリーは購入できるので、待っていればそのうち追加されるのではないかと思います。
簡易UPS機能あり
コンセントにポータブル電源を接続し、電化製品のコンセントをポータブル電源に接続しておく(コンセントと電化製品の間にポータブル電源が入る)ことで、停電時でも瞬時に電気を供給可能です。
ただ、瞬時ではなく10ms(0.010秒)以内に切りかわります。
電源が切れるとダメなデータサーバーや、医療用の命に関わるようなものについては使用できないので注意です。
ソーラーパネルはどれが使えるの?
ソーラーパネルで充電しようと思っている人は、ポータブル電源のソーラーパネルが関係するスペックを確認する必要があります。
- ポート数:2
- DC 入力:11 ~ 60V 最大15A
- 最大入力電力: 1ポート500W
- XT60(EcoFlow MC4 to XT60i変換ケーブル)
電圧60Vのソーラーパネルまで使用できます。EcoFlowのソーラーパネルで使えるのは、「EcoFlow 400Wソーラーパネル」ですね。それ以下のW数のソーラーパネルも使用できるのですが、充電時間がかかりすぎるのでおすすめはできません。
また、EcoFlow製のポータブル電源は、EcoFlowのソーラーパネルを使用して充電するのが安心です。
DELTA2,DELTA3 Plusとの違いは?
旧モデル「DELTA2」と、「DELTA3 Plus」との違いをまとめておきます。
DELTA2との大まかな違い
DELTA2との大まかな違いをまとめるとこんな感じです。(DELTA2→DELTA3)
- サイズ:211*400*281→202*397.6*283.6(幅×奥行き×高さ)
- 重量:12kg→12.5kg
- X-Boost(W):1900→2000
- UPS:30ms→10ms
- ソーラー入力ポート:1ポート→1ポート
- USB-A:最大12W→最大18W
- USB-C:100W→100W
UPSの性能が上がったのが大きな違いですね。
また、画面が大きくなりボタンも大きく押しやすくなっているようです。
DELTA3 Plus との大まかな違い
DELTA3との大まかな違いをまとめるとこんな感じです。(DELTA3→DELTA3 Plus)
- USB-A:最大18W→最大36W
- USB-C:100W(PD3.0)→140W(PD3.1)
- ソーラー入力ポート:1ポート→2ポート
重量やサイズ、その他のスペックに関してはほとんど違いがないようです。
また、DELTA3 Plusは機器がUPSに対応しているのかどうか確認できる機能があるようですが、DELTA3には無いようです。
他社のポータブル電源と比較
同じぐらいの性能(出力が1500Wぐらい)のポータブル電源は、以下に紹介しているとおりです。
Jackery 1000 New
Jackery | 1000new |
---|---|
本体定価(税込) | 139,800円 |
容量(Wh) | 1070 |
定格出力(W) | 1500 |
UPS | 20ms |
重量(kg) | 10.8 |
充電(時間) | 1.7 |
DC入力(W) | 200×2 |
充電(サイクル) | 4000 (70%) |
Jackeryから出ている定格出力1500Wのポータブル電源「Jackery 1000 New」です。旧モデル「Jackery 1000」のパワーアップ版になってます。
容量については、1070Whと他の同出力のポータブル電源と同じぐらいです。
重量については、約10.8kgと定格出力1500Wのポータブル電源の中ではかなり軽いです。容量800Whぐらいのポータブル電源と同じぐらいの軽さになっているので使い勝手がいいですね。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、Jackery旧モデル(Basicシリーズ)に比べて寿命が大幅に伸びています。充電時間も更に短くなり使い勝手が上がってます。
Jackery 1000Plus
Jackery | 1000Plus |
---|---|
本体定価(税込) | 168,000円 |
容量(Wh) | 1264.64 |
定格出力(W) | 2000 |
UPS | 20ms |
重量(kg) | 14.5 |
充電(時間) | 1.7 |
DC入力(W) | 400×2 |
充電(サイクル) | 4000 (70%) |
Jackeryから出ている定格出力1500Wのポータブル電源「Jackery 1000 Plus」です。旧モデル「Jackery 1000」のパワーアップ版になってます。
定格出力が2000Wと、家庭で使用できる電化製品はほぼ全て使用可能です。
容量については、1264.64Whと他の同出力のポータブル電源と比べると少ないです。
重量については、約14.5kgと定格出力2000Wのポータブル電源の中だとかなり軽いです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、Jackery旧モデル(Basicシリーズ)に比べて寿命が大幅に伸びています。充電時間も更に短くなり使い勝手が上がってます。
BLUETTI AC180
BLUETTI | AC180 |
---|---|
本体定価(税込) | 148,000円 |
容量(Wh) | 1152 |
定格出力(W) | 1800 |
電力リフト(W) | 2700 |
簡易UPS | 20ms |
重量(kg) | 16.4 |
AC入力(W) | 1440 |
PV入力(W) | 500 |
充電(サイクル) | 3500 |
BLUETTIから出ている定格出力1800Wのポータブル電源「BLUETTI AC180」です。
容量については、1152Whと他の同出力のポータブル電源と比べると少しだけ多いです。
重量については、約16.4kgと一人で運ぶのにギリギリの重さという感じです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、寿命は長いです。
PowerArQ S10 Pro
PowerArQ | S10 Pro |
---|---|
本体定価(税込) | 143,000円 |
早期セール時 | 100,100円 (30%OFF) |
容量(Wh) | 1024 |
定格出力(W) | 1600 |
瞬間最大出力(W) | 2400 |
重量(kg) | 12.5 |
充電(時間) | 1.5 |
充電(サイクル) | 2000 |
PowerArQから出ている定格出力1600Wのポータブル電源「PowerArQ S10 Pro」です。
容量については、1024Whと他の同出力のポータブル電源と同じぐらいの容量になってます。拡張バッテリーには対応していません。
重さについては、約12.5kgと持ち運ぶには少し重たいです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、寿命が長いです。
充電時間についてですが、1.5時間とPowerArQのポータブル電源でネックであった充電時間が大幅に早くなってます。
また、他のポータブル電源と違い「コヨーテタン」「オリーブドラブ」「ジェットブラック」と3色から色を選択することができます。
あとがき
「DELTA 3 Plus」に比べて、USB出力の性能が少し低く、ソーラー入力ポートが1ポートになっているぐらいですね。
旧モデル「DELTA2」から少しだけ性能が上がっているので、旧モデルの購入を考えているのであればこちらがオススメです。値段もほとんど変わらないし、公式サイトやAmazon.co.jpで45%OFF(2024.10.24現在)になっているので、結構いいんじゃないかと思います。
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