
※引用画像:Amazon.co.jp
1000Whクラスのポータブル電源を比較していると、「価格が安いベースモデル(DELTA 3)」と「少しだけ高い上位モデル(DELTA 3 Plus)」のどちらを選ぶべきか、迷ってしまうことはないでしょうか。
EcoFlow「DELTA 3 Plus」は、大ヒットモデルであるDELTA 3の基本性能(たった56分でのフル充電や10msのUPS機能など)をそのままに、「最新ガジェットへの充電能力」と「ソーラー発電による自己完結力」を極限まで高めた上位モデルです。
この記事を読むと、DELTA 3 Plusがベースモデルや他社製品(Jackery 1000 Newなど)と比べてどう違うのか、数千円〜1万円程度の価格差に見合う価値があるのかが明確に判断できます。
「せっかく買うなら、最新のノートPCを最速充電できるUSB-Cポート(140W対応)や、本格的なソーラー充電(最大1000W入力)に対応した妥協のない1台が欲しい」と考える方に、まさにうってつけのモデルです。
EcoFlow DELTA 3 Plus はどんなポータブル電源か
EcoFlow「DELTA 3 Plus」は、同社の主力ミドル機であるDELTA 3(容量1024Wh / 定格出力1500W)の充電・給電スペックをさらに引き上げた上位モデルです。
ベースモデル(DELTA 3)と比べて、大きく以下の点が進化しています。
- [給電] USB-Cポートが「最大100W(PD3.0)」から「最大140W(PD3.1)」へ強化
- [充電] ソーラー入力ポートが「1ポート(500W)」から「2ポート(合計1000W)」へ倍増
- [付加価値] NAS等のデータ保護に対応した、より高度なUPS通信機能の搭載
56分での超高速なフル充電スピードや、歴代の拡張バッテリー(DELTA 2用やPro 3用など)が使えるといったベース機の優秀な強みはすべて引き継ぎつつ、ガジェット周りやソーラー運用の実用性が大幅に強化されています。
スペック早見表
| 項目 | EcoFlow DELTA 3 Plus |
|---|---|
| 容量 | 1024Wh |
| 定格出力 | 1500W |
| 瞬間最大出力 | 3000W(X-Boost機能で最大2000Wの機器まで対応) |
| AC充電時間 | 約56分でフル充電(約40分で80%) |
| 自動給電切り替え | UPS機能対応(10ms切替・NAS等対応の高機能版) |
| 電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| 充放電サイクル | 4000回(残存容量80%) |
| 本体重量 | 約12.5kg |
| AC入力 | 最大1500W |
| ソーラー入力 | 最大1000W(11-60V/最大15A / 2ポート合計) |
| 拡張バッテリー | 1台接続可能(DELTA 2、DELTA 2 Max、DELTA Pro 3等の既存拡張バッテリーに対応) |
定格1500W、X-Boost使用で最大2000Wまでの家電を動かせるため、電子レンジやドライヤーなど熱を出す消費電力の大きい家電も問題なく動作します。
使いどころのイメージ
複数のソーラーパネルを繋いだ本格的な太陽光発電
DELTA 3 Plus最大の特長である「2ポート・最大1000W」のソーラー入力を活かして、自宅の庭やベランダに大きめのパネルを複数枚展開する運用に最適です。400Wなどの大型パネルを2系統で充電できるため、天気が良ければわずか1時間強で空から満タンまで充電できる、強力な自家発電システムが構築できます。
最新のMacBook Proや高性能PCの電源ハブとして
本体のType-Cポートが、最新の急速充電規格「PD3.1(最大140W)」に対応しています。消費電力の大きい動画編集用のMacBook ProやゲーミングノートPCなどを、かさばるACアダプターなしで、Type-Cケーブル1本で最速充電することが可能です。
デスクトップPCやデータサーバー(NAS)の本格的なUPSとして
一般的なポータブル電源のUPS機能は「ただ電源を10msで切り替えるだけ」ですが、DELTA 3 PlusはNASなどの機器と通信して安全にシャットダウンさせるためのより高度なUPS規格に対応しています。一瞬の停電で数年分のデータが飛ぶリスクを防ぐための、高い信頼性を持ったバックアップ電源として機能します。
良かった点
1000W(2ポート)の強力なソーラー入力
ベースモデルであるDELTA 3はソーラー入力が1ポート(最大500W)に制限されていますが、Plus機は2ポート搭載されており合わせて1000Wまでの入力が可能です。他社メーカーのパネルを持て余している方や、将来的に複数パネルの大出力システムを組みたい方にとって、この入力容量の差は非常に大きなメリットになります。
最新ガジェットに対応するPD3.1(140W)ポート
USB-Cでの充電スペックが140Wあるため、100Wでは給電が追いつかずジリジリとバッテリーが減っていくようなハイスペックノートPCでも、使いながらしっかりと充電器以上のスピードで回復させることができます。
過去の拡張バッテリーをそのまま流用できる高い互換性
DELTA 2用(1024Wh)やDELTA 2 Max用(2048Wh)、DELTA Pro 3用(4096Wh)の専用拡張バッテリーを取り付けて容量を増やすことができます。「最新の専用バッテリーしか付かない」といった縛りがないため、将来大きな容量が必要になった際にも、柔軟なステップアップが可能です。
気になった点
1000Whクラスとしては「約12.5kg」で軽い部類ではない
容量1024Wh前後の最新ポータブル電源の重量相場は10kg〜14kg前後です。DELTA 3 Plusは約12.5kgと、ベース機と同じ重さです。同クラスの軽量特化機(Jackery 1000 Newの10.8kgなど)と比較すると少しだけズッシリと感じます。階段を頻繁に持ち運ぶような用途よりは、車やカートでの移動がメインの方に向いています。
ソーラーや140W給電を使わない人にはオーバースペック
ベース機のDELTA 3とは、実売価格で数千円〜1万円程度の差がつくことが多いです。「急速充電が100Wか140Wかの違い」や「ソーラーポートが1つか2つかの違い」に強い魅力を感じない方(週末のキャンプでACコンセントから充電して持っていくだけの方)にとっては、差額分の価値を感じにくいかもしれません。
他社モデル・ベース機と比べた立ち位置
1000Wh〜1200Whの中容量クラスは、各社が主力機を投入している激戦区です。
【充電の速さと基本性能のコスパ】なら ベースモデル「EcoFlow DELTA 3」
「56分の最速フル充電」や「定格1500W出力」「10msのUPS機能」さえあれば十分という方は、値段が安いベースモデルのDELTA 3が最もコストパフォーマンスに秀でた選択肢になります。
【軽さ・持ち運びやすさを最優先】なら 「Jackery 1000 New」
「細かな充電規格よりも、とにかく軽くて運びやすいものが欲しい」という場合は、約10.8kgのJackery 1000 Newが有力な候補になります。ただし切替はEPS(20ms)に留まるため、PCのUPS目的には適していません。
【ソーラーの拡張性と最新の給電スペック】を求めるなら 「EcoFlow DELTA 3 Plus」
「将来的にパネルを複数枚繋いでガッツリ自家発電したい」「最新のノートPCを最速で充電したい」「NASを安全に落とす確実なUPSが欲しい」など、ガジェットや機材を愛好し、一切妥協のない最強スペックを求める方には、このPlus一択となります。
どんな人に向くか
EcoFlow DELTA 3 Plus が向く人
- 将来的に複数のソーラーパネルを繋いで、高い自給自足システムを作りたい人
- MacBook Proなど、100W以上の給電を要求する最新デバイスを持っている人
- テレワークのPCやNASのデータを停電から守る、信頼性の高いUPSを探している人
- 予算より機能を優先し、「同クラスの中で全部乗せの最高スペック」に惹かれる人
別の選択肢が合いやすい人
- 家中を頻繁に持ち歩くため、12kg以上の重さが苦痛だと感じる人(Jackery 1000 Newなど推奨)
- ソーラーパネルは使わず、キャンプ前に家のコンセントで充電するだけのシンプルな使い方をする人(ベースモデルのDELTA 3を推奨)
- 1000Whではそもそも1日で使い切ってしまい、ドライヤーも長く回したい人(2048WhのDELTA 3 Maxなど大容量機を推奨)
まとめ
良かった点
- 約56分での超スピードACフル充電と、10ms切替の高性能UPS(NAS対応)を搭載
- 最大1000W(2ポート)の強力なソーラー入力を受け入れ、高速な太陽光充電が可能
- 最大140W出力(PD3.1)のUSB-Cポートを備え、最新機器を最速で充電できる
- 歴代のEcoFlow製(DELTA 2、DELTA 2 Max、Pro 3等)拡張バッテリーを接続可能
気になった点
- 約12.5kgと、最新の軽量特化モデル(Jackery等)に比べるとほんの少しだけ重量感がある
- 「ソーラー充電」や「PC等の140W給電」を使わない場合は、ベース機(DELTA 3)より割高になって恩恵が少ない
向いている人
「1000Whのミドルクラスモデルの中で、ソーラー充電性能やUSBの給電規格に一切の妥協をしたくない方」に完璧にフィットする上位モデルです。「せっかく買うなら機能が省かれていないフラッグシップ級のものが欲しい」「将来の本格的な太陽光運用を見据えている」という方に最も向いています。

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