
マキタの18Vバッテリーを畑や現場で充電したいと考えたとき、まず気になるのが「充電器の消費電力(ワット数)」です。手持ちのポータブル電源で足りるのか、あるいは発電機が必要なのか、判断できずに迷う人は多いはずです。
結論からいうと、主要な急速充電器(DC18RDなど)の最大消費電力は約690Wです。定格出力800Wクラスのポータブル電源があれば、現場での運用は十分に可能になります。
この記事では、マキタ主要充電器のワット数一覧と、「追加バッテリーを買うべきか、ポータブル電源を導入すべきか」の現実的な判断基準をまとめました。
2026.4.10更新:付け足し付け足しして見にくくなっていたので書き直しました。
主要なマキタ 18V 充電器の消費電力・ワット数一覧

検索してすぐに数値を知りたい方のために、代表的な4モデルのスペックをまとめました。
| 充電器の型番 | 口数 | 消費電力(W) | 満充電までの時間(目安) |
|---|---|---|---|
| DC18RD | 2口 | 690W | 約55分(6.0Ah×2本) |
| DC18RF | 1口 | 330W | 約40分(6.0Ah×1本) |
| DC18SH | 2口 | 140W | 約130分(6.0Ah×2本) |
| DC18SD | 1口 | 125W | 約130分(6.0Ah×1本) |
草刈りなどの現場でバッテリーを回し続けたい場合、140W以下のモデル(SH・SD)では充電が追いつきません。
現実的には 1口急速の DC18RF(330W)か、2口急速の DC18RD(690W)を動かす運用になります。
ただし、草刈り用途でバッテリーを連続してローテーションさせるなら、DC18RD(2口)よりも DC18RF(1口)の方が現場には合っています。DC18RD は満充電まで約55分かかるため、3本のバッテリーを冷却待ちも含めて回し続けると、充電時間が追いつかずに詰まる場面が出てきます。現在は DC18RF に切り替えたことで、1本ずつ確実に、かつ低い消費電力でテンポよく回せるようになりました。
バッテリーを買い足すより「6.0Ahを3個」揃えるのが先決な理由
最近では「BL1890(9.0Ah)」や「BL18120(12.0Ah)」といった大容量18Vバッテリーも登場していますが、現場での使い勝手を考えると、定番の「BL1860B(6.0Ah)」を複数個揃えて回す方法が現実的です。
大容量18Vバッテリーの互換性と重量の問題
大容量18Vバッテリーは対応している機種が限られており、持っているすべての工具で使い回せるとは限りません。また、1kgを超える重量を草刈機やインパクトに装着して長時間作業するのは、腕や腰への負担が増します。
ローテーションを組むなら3個が最低ライン
充電式の草刈機を休憩なしで回し続けるには、3個のバッテリーが最低限必要です。
- 1個目を使用中
- 2個目は充電中
- 3個目は冷却中(使用直後は熱くて充電できないため)
このサイクルを維持するためには、大容量18Vバッテリーを1本持つよりも、6.0Ah を3個揃えて回す構成が現場では使いやすくなります。
「バッテリー4個目」が欲しくなったらポータブル電源の出番
ポータブル電源はバッテリーより寿命が長く(リン酸鉄なら3000回以上)、スマホの充電などの汎用性も高いのがメリットです。しかし、まずは「3個のバッテリー」を揃えることが先です。
追加のバッテリーが4個、5個と欲しくなったタイミングが、ポータブル電源を導入するひとつの目安になります。
- 純正 18V 6.0Ah バッテリーを1個1万5千円とすると、4個で6万円。
- この金額があれば、セール時の「Jackery 600 Plus」や「Jackery 500 New」が購入できる。
4個目以降の投資先として、ポータブル電源を一台導入して「現地で充電できる状態」を整えるほうが、長期的なコストと用途の広さで有利になります。
現場への持ち出しやすさで「Jackery」を検討する

以前は「Jackery 1500」(約16kg)を草刈り現場に持ち込んでいました。作業後にこれを運ぶのは体への負担が大きく、より軽いモデルへの移行を検討しました。
買い替えのタイミングで選んだのは「Jackery 600 Plus」(約7.3kg)です。当時はまだ 500 New が発売されていなかったことと、出力に余裕があるという理由からです。1500 に比べれば重量は半分以下になり、現場への持ち出しは楽になりました。
草刈り用途に限定するなら、後に発売された「Jackery 500 New」がより合理的な選択肢です。
- 重量:約5.7kg(600 Plus より約1.6kg軽い)
- 容量:512Wh(節約モードなしでフルに使える)
- 1口急速充電(330W)のみで使う用途なら、軽さと容量のバランスが取れた一台です。
マキタのバッテリーを「ソーラーパネル」で充電できるか
「マキタ バッテリー ソーラー充電」というニーズもありますが、ソーラーパネルから充電器へ直接給電するのはおすすめしません。日照の変化で出力が不安定になると、充電器側がエラーを起こしたり、最悪の場合は故障の原因になったりします。
現実的な方法は、以下の手順です。
- ソーラーパネルでポータブル電源を充電する。
- ポータブル電源のコンセントからマキタ充電器へ給電する。
最近のポータブル電源はソーラー入力を受けながらAC出力できるモデルが増えています。この方法なら、パネルの発電が不安定になってもポータブル電源がバッファーの役割を果たしてくれるため、安全に太陽光でマキタバッテリーを充電できます。
※2時間ぐらいの作業であれば、ソーラーパネルで充電しなくても本体の容量だけで問題ないです。
現場で役立つ「運用ノウハウ」とトラブル対策
満充電を狙わず「75%」で次に回す
リチウムイオンバッテリーは、残量80%を超えたあたりから充電速度が落ちます。満充電にこだわると待ち時間が長くなるため、75%程度で次に回し、常に使えるバッテリーを確保し続けるのが現場での運用のコツです。
「蟻・朝露・直射日光」を防ぐ段ボールの活用
地面にポータブル電源を直置きすると蟻の侵入や故障リスクがあります。
実用的だったのは「2L飲料の段ボール箱」を敷物兼日除けにすることです。軽くて折りたためるため移動の邪魔にならず、現場環境から機材を守れます。

まとめ:自分の「バッテリー個数」に合わせて選ぶ
- バッテリーが1〜2個:まずは 6.0Ah を3個まで買い足すことを検討する。
- 4個目が欲しくなった:バッテリーを増やすより、ポータブル電源の導入を検討する。
- 運用を楽にしたい:現場への持ち運びを考え、Jackery 600 Plus か 500 New を選ぶ。
自分の作業時間とバッテリーの数を照らし合わせて、無理のない運用プランを立ててみてください。
草刈り機本体の選び方については、以下の記事にまとめています。



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