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【Jackery】ソーラーで充電しながら使えるの?注意点まとめ。

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Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は充電しながらでも使用することができます。

ただ、いくつか注意点があるようなのでまとめておきます。

他メーカーのポータブル電源も注意点は同じになります。

充電しながら使用するときの注意点まとめ

電池の寿命が短くなる

充電しながら使用する(パススルー充電)をすると、電池の寿命が短くなります

ポータブル電源は非常に高価なものなので、できるだけ寿命が長くなるように使用したいところです。

Jackery公式サイト「よくある質問」:パススルー充電について

Jackery公式サイト「よくある質問」:ソーラーパネルで充電しながらポータブル電源使用しても問題ないか?

充電電力より出力電力を小さくしよう

充電W数よりも出力W数を小さくする必要があります。

出力W数のほうが大きいと充電ができず、ポータブル電源の電源が切れてしまうと取説に書かれているので注意が必要です。容量が残っていても安全装置があるのか切れるようです。

ソーラーパネルとコンセントの充電量の違い

正面のディスプレイには「INPUT」と「OUTPUT」が書かれており、どれぐらい充電していてどれぐらい使用しているのか把握できます。

外でソーラーパネルを使って充電するのとコンセントで充電するのとでは、どれぐらい充電できるのかは以下のとおりです。

外での充電(ソーラーパネル200W夕方)

「Jackery ソーラーパネル 200W」を晴れの日の夕方に使用すると100Wぐらいの充電量でした。

外で充電しながら使用するのであれば、スマホやパソコン、扇風機ぐらいですね。

どうしても充電しながらポータブル電源を使用する必要がある場合は、ソーラーパネルの枚数を増やして充電量を増やすしか無いです。

コンセントでの充電

コンセントでの充電であれば260Wぐらいでした。

260Wあればテレビとかも使用できますが、コンセントで充電しているのでポータブル電源をわざわざ使わずに素直にコンセントを使うようにしましょう

バッテリー残量が20%以下になると先に充電しよう

バッテリー残量が20%以下になると、液晶画面(正面のディスプレイ)が点滅し、バッテリー残量のマークが表示されます。その30秒後、液晶画面がスリープします。(スリープを解除する場合は、「DISPLAY」ボタンを2回連続しておすとスリープを解除することができます。)さらに、バッテリー残量が5%以下になるとバッテリー残量とバッテリー低下マークが点滅します。

充電が空の状態で長期間保管(3~6ヶ月)すると、性能が劣化したり、最悪の場合充電できなくなるので、バッテリーを使い切った後は必ず充電をするようにしましょう。

また、使用しない期間が長いのであれば60~80%程度の充電を維持するようにしましょう。(満充電の場合で全く使用しない場合3ヶ月経っても80%以上を維持しているようです。)

Jackery公式サイト:長期保管する場合の注意点は?

ソーラーパネルの性能など

Jackeryソーラーパネルのスペック簡単まとめ

SolarSaga60
「販売終了」
80100200「新」
(JS-200A)
200「旧」
(SPL201)
本体価格(税込)20,700円29,800円34,800円86,600円86,600円
最大出力68W80W100W200W200W
定格電圧22V22V20V18V19V
定格電流3.09A3.64A5.6A11.12A10.53A
開放電圧26.4V28.5V24.8V23.2V24.2V
短絡電流3.3A3.71A5.6A11.76A10.8A
※ソーラーパネルの名称部分のリンクは、公式サイトへのリンクです。

ソーラーパネルのスペックを簡単にまとめたのはこちらです。

「SolarSaga60」は販売終了していますが、購入している方用に載せています。

また、「SolarSaga200」は「JS-200A」の方が新しく、性能が若干上がってます。Jackery公式サイトで購入できるのも「JS-200A」のみになったようです。

ソーラーパネルで充電できる最大W数

ポータブル電源は、それぞれ使用できるソーラーパネルの最大W数が決まっています。製品ごとに違うので、よく見て購入する必要があります。

Jackeryのソーラーパネルで充電できる最大W数が分かる部分は、DC入力W数のところです。(×2になっているのは2ポートあるということ。)

Jackery本体定価
(税込)
容量
(Wh)
定格出力
(W)
UPS重量
(kg)
充電
(時間)
DC入力
(W)
充電
(サイクル)
公式サイト
24029,800円241.92003.15.560500詳細を見る
40049,300円4032004.17.560500詳細を見る
70884,500円708.185006.85180500詳細を見る
1000139,800円1002100010.67.5180500詳細を見る
1500179,800円1534.681800167.5250×2800詳細を見る
※Basicシリーズ
Jackery本体定価
(税込)
容量
(Wh)
定格出力
(W)
UPS重量
(kg)
充電
(時間)
DC入力
(W)
充電
(サイクル)
公式サイト
1000Pro149,800円1002100011.51.8400×21000詳細を見る
1500Pro199,800円15121800172700×22000詳細を見る
2000Pro285,000円2160220019.52700×21000詳細を見る
3000Pro419,000円3024300020ms292.8700×22000詳細を見る
※Proシリーズ
Jackery本体定価
(税込)
容量
(Wh)
定格出力
(W)
UPS重量
(kg)
充電
(時間)
DC入力
(W)
充電
(サイクル)
公式サイト
100Plus15,900円99.21000.9651.81002000詳細を見る
300Plus39,800円28830020ms3.7521003000詳細を見る
600Plus86,000円632.380020ms7.312004000詳細を見る
1000Plus168,000円1264.64200020ms14.51.7400×24000詳細を見る
2000Plus285,000円2048.8300020ms27.92700×24000詳細を見る
※Plusシリーズ
Jackery本体定価
(税込)
容量
(Wh)
定格出力
(W)
UPS重量
(kg)
充電
(時間)
DC入力
(W)
充電
(サイクル)
公式サイト
240new32,800円25630020ms3.61.91004000詳細を見る
1000new139,800円1070150020ms10.81.7200×24000詳細を見る
2000new239800円2042220020ms17.91.7200×24000詳細を見る
※Newシリーズ

「1500Pro」「2000Plus」に記載されている最大充電W数1400Wは、計算上だとそのぐらいになるという感じで、200W×6枚で1200Wと思っておいていいでしょう。

ソーラーパネルで充電しながら使いたいなら複数枚必要

Jackeryは200Wまでのソーラーパネルしか販売していないので、DC入力W数が大きいところは複数枚使用して対応する感じです。もちろん1枚でも充電可能です。

ソーラーパネルで充電しながら快適に使用したい場合は、「Jackery1500Pro」以上のモデルと「Jackery SolarSaga 200(JS-200A)」が複数枚必要になります。

金銭的に余裕があって、ソーラーパネルを置くだけのスペースがある人向けという感じですね。

足りなくなったらポータブル電源に切り替わらないの?

夜間などソーラーパネルでの充電がなくなったときに自動でポータブル電源のバッテリーに切り替わらないのかと言われると切り替わりません。

オフグリッドや、家の電気をポータブル電源でカバーしたいけど、いちいち接続したりするのはめんどくさいという場合は、EcoFlowのスマートホームパネルとDELTA Proを使用するといいと思います。工事には電気工事士の資格が必要になるので電気屋さんに頼む必要があります。

電圧が低いソーラーパネルを使って、消費電力の少ない水中ポンプなどを使用する場合は、電気屋さんに頼まなくても自分で組み立てることが可能です。その場合、充放電コントローラーが必要になります。

充放電コントローラーを使用する場合、ポータブル電源を使おうとすると配線を自分で接続しなおす必要があるので面倒くさく、また場所を取ります。したがって、ポータブル電源ではなくバッテリーのみのものを使う必要があります。

こんな感じですね。写真は、オフグリッドで24時間作動の水中ポンプを使ったアクアポニックスを作って見たときに使っているものです。

詳しくはこちらにまとめましたので、気になる人は見てみてください。

参考にしたのは以下のサイトの記事です↓

あとがき

結論、ソーラーパネルで充電しながらの使用は難しいですね。

充電しながらポータブル電源を使用するメリットが全く無いので、そういう使い方はやめたほうがいいです。また、ソーラーパネル200Wを複数枚準備するのは大変です。それであれば、もう一台ポータブル電源を準備できます。

ポータブル電源の寿命は、充電回数約4000回(よく記載される満充電しても容量が最初の約80%になるまでの回数とは別)が限界で、三元系のリチウムイオン電池の場合は約800回で充電してもあんまり持たない状態になるようです。(iPhoneのバッテリーが80%を下回るようになるとあんまり電池が持たないのと同じ。)ポータブル電源は高価なものなので、できるだけ長くもつように使用したいところです。

また、最近主流になってきているリン酸鉄リチウムイオン電池の場合は約2000~4000回(80%)と長持ちしますので、これからポータブル電源の購入を考えている人は、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているポータブル電源を選ぶようにしましょう。

10年も経てば更に性能のいいポータブル電源が出ていると思うので、壊れたときに買い替えるようにするとちょうどいいかなと思います。

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