EcoFlowでソーラーパネルを複数枚つなぐとき、直列できる枚数は機種名ではなく、ポータブル電源のソーラー入力の上限Vと、パネルの開放電圧Vocで決まります。
この考え方を押さえると、現行モデルでも旧モデルでも、表に頼らずに自分で枚数を決められます。
この記事では、初心者でも迷いにくい早見表と、よくある構成例をまとめます。
直列と並列の違いは電圧と電流の増え方
ソーラーパネルを直列につなぐと電圧が足し算になります。並列につなぐと電流が足し算になります。
直列は電圧が上がりやすいので、まず入力上限Vを超えないことが最優先です。
まず確認するのはポータブル電源の入力レンジとパネルのVoc
ポータブル電源側で見る項目は、ソーラー入力の電圧範囲です。表記は11-30Vや11-60Vのように書かれています。
ソーラーパネル側で見る項目は、開放電圧Vocです。パネル仕様表に載っています。
直列枚数の決め方は「上限V ÷ Voc」でOK
直列は電圧が増えるため、入力上限VとVocが分かれば、直列枚数の目安を簡単に出せます。
直列枚数の目安 = 入力上限V ÷ パネルのVoc を切り捨て
たとえば入力上限が60Vで、パネルのVocが約22Vなら、60 ÷ 22 なので直列2枚が目安です。
迷う場合は、上限ギリギリにせず1枚少なめにするほうが安心です。
入力レンジ別の直列枚数早見表
ここでは分かりやすさを優先し、Vocが約22Vのパネルを例にしています。Vocが違う場合は、表の考え方をそのまま当てはめてください。
| ポータブル電源のソーラー入力(上限の目安) | 例:入力レンジ | Voc約22Vパネルの直列枚数(目安) | 一言ポイント |
|---|---|---|---|
| 30V前後 | 11-30V | 1枚 | 2枚直列は上限超えになりやすいです |
| 50V前後 | 11-50V | 2枚 | 3枚直列は避けるほうが無難です |
| 60V前後 | 11-60V | 2枚 | 3枚直列は上限を超えやすいです |
| 150V前後 | 30-150V | 5〜6枚 | 上限に寄せすぎず余裕を見ます |
EcoFlowでよくある構成例を表で見る
枚数を増やすときは、直列で電圧を作ってから、並列で枚数を増やす流れが分かりやすいです。
| 入力クラス | 例:入力レンジ | 基本の組み方(Voc約22Vパネル想定) | 枚数を増やしたいときの考え方 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 小型入力 | 11-30V | 直列1枚(1S) | 1Sを並列にする(1S2Pなど) | 2Sは電圧オーバーになりやすいです |
| 中型入力 | 11-50V / 11-60V | 直列2枚(2S) | 2Sを1組にして並列へ(2S2Pなど) | 3Sは避けるほうが安心です |
| 高電圧入力 | 30-150V | 直列多め(目安:5〜6S) | 設置や配線の都合でSとPを決めます | 直列しすぎないことが大切です |
用語はこの2つ
1Sは直列1枚です。2Sは直列2枚を意味します。
2Pは並列2列です。2S2Pなら、直列2枚を2列並べる構成になります。
並列で気にしたいのは最大入力電流
並列は電流が増えます。ポータブル電源側に最大入力電流があるため、並列で増やしすぎると発電しても頭打ちになりやすいです。
まず直列で上限Vを守り、次に並列で無理のない範囲で増やすと失敗しにくくなります。
変換ケーブルとコネクタの注意点
EcoFlow純正以外のソーラーパネルを使う場合は、電圧と電流に加えて、端子の種類が合うかも確認が必要です。機種によっては変換ケーブルを使います。
端子形状は製品ごとの差が出やすいので、購入前に写真と仕様表で一致するかを見ておくと安心です。
よくある質問
W数が大きいパネルをつないでも大丈夫ですか
パネル側の合計W数が大きくても、ポータブル電源側の最大入力W数が上限になります。上限を超えた分がそのまま充電量に変わるわけではありません。
直列と並列はどちらを優先すべきですか
基本は直列を先に考えます。入力上限Vの範囲で直列枚数を決め、そのあと必要に応じて並列で枚数を増やすほうが組み立てやすいです。
まとめ
良かった点
- 機種名やパネル名が変わっても、入力上限VとVocが分かれば直列枚数の目安を出せます。
- 入力レンジ別の表を見れば、初心者でも大まかな方向性が決まりやすくなります。
気になった点
- 並列は最大入力電流の上限が効くため、枚数を増やしても充電が伸びない場合があります。
- 端子の違いで接続できないケースもあるので、変換ケーブルの有無は事前に確認したいところです。
向いている人
- EcoFlowの現行モデルを含め、表にない機種でも自分で直列枚数を決めたい人に向きます。
- 純正パネル以外も視野に入れていて、仕様表から接続可否を判断したい人にも合います。
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